「塗装屋さんの仕事って、壁とかにペンキばペタペタ塗るだけとでしょ?」 ときどき、お客様から冗談交じりにそんなふうに言われることがあります。
こんにちは。副島塗装三代目の副島一郎です。 確かにローラーを使って色を塗って行く作業は、見ていて気持ちのよかですし、家がピカピカに生まれ変わって行くのが一番よく分かる瞬間ですよね。
ばってん、97年長崎の家を塗り続けて来た職人としてあえて言わせてください。 塗装の良し悪しは、色を塗る前の「見えない作業」で8割決まるとです。
今日は、私たち塗装技能者が一番神経をすり減らす、けれどもお客様からは絶対に見えなくなってしまう「下地処理」のお話をします。
どんなに高級な塗料も、下地がダメならすぐ剥がれる



最近は「フッ素」や「無機」と言った、長持ちする素晴らしい塗料がたくさん出ています。 しかし、いくら最高級の塗料を使っても、塗る壁自体がボロボロだったり、汚れがこびりついたりしていたらどうなるのでしょうか?
女性のお化粧と同じです。洗顔もせずに、汗やホコリが付いた肌の上から、いくら高級なファンデーションを塗ってもすぐ崩れてしまいますよね。
塗装も全く同じ。 長年の紫外線で粉っぽくなった(チョーキング)壁を高圧水洗浄で徹底的に洗い流し、ひび割れ(クラック)の奥までしっかり防水材を詰め込み(シーリング)、鉄部の錆はワイヤーブラシやステンレスタワシ、時には電動工具を用いてガリガリと削り落とす(ケレン)。 この地道で泥臭い「下地処理」をどれだけ徹底できるかが、10年後の家の寿命を決定づけるんです。
なぜ「下地処理」は手抜きされやすいのか?
悲しいことですが、手抜き工事のほとんどは、この下地処理の段階で起きます。理由は簡単です。 「上から色を塗ってしまえば、お客様にはバレないからです。」
ひび割れを専用の道具で削ってシーリング材等でしっかり埋めるのと、ただ上から塗料を厚塗りして誤魔化すのとでは、かかる手間と時間がかなり違います。 元請けの営業会社から「安く、早く終わらせろ」と安い工事代で請け負わされた下請け業者は、どうしても「見えない部分」の時間と手間を削らざるを得なくなるとです。 また使う塗料もメーカーが規定している希釈率より多い数値でシンナーや水を入れて塗料の量を増やして塗装するため、必要な塗布量が確保出来ず、薄い塗膜となってしまいます。
塗装し終えた時はどこもきれいに見えますが、長崎の厳しい潮風や台風、夏の強い日射から家を守るのに、そんな表面的なごまかしが通用するはずがありません。
私たちは「塗装技能者」としてのプライドにかけて妥協はしません!
私たち副島塗装は、ただ色を塗るだけの会社ではありません。手仕事で建物を長持ちさせる品質を作り上げる「塗装技能者」の集団です。



だからこそ、うちは下地処理にきっちり時間をかけます。 時にはご近所さんが、「副島さんのところは、いつになったら色ば塗り始めるとな?」と不思議に思うくらい、洗ったり、削ったり、埋めたりする作業を繰り返すこともあるとです。 「そこまでせんでも分らんやろ⁈」と言う人もいるかもしれません。ばってん、私たち自身が分かっとるんです。長崎の気候を知っているからこそ、そして、97年間この町で看板を掲げて来たプライドがあるからこそ、絶対に手は抜けんとです。
10年後に「副島さんに頼んで良かったばい」と言ってもらうために
塗装工事が終わった直後は、どんな業者が塗っても綺麗に見えます。 本当の違いが出るのは、5年後、10年後です。
もし今見積もりを取られているなら、業者さんにこう訊いてみてください。 「ひび割れの処理はどうやりますか?」「鉄部のサビはどうやって落としますか?」 そこでハッキリ答えられない、或いは「上から塗るから大丈夫ですよ」と軽く流す業者には、大切な家の塗替えを任せないでください。
見えないところにこそ、職人の魂が宿る。 長崎で本当に長持ちする塗装をご希望なら、ぜひ副島塗装の「執念の下地処理」を見に来てください!





