「家を守る」バトンを繋ぐ。 三代目社長・副島一郎が考える、これからの長崎の塗装と住まいづくり

「一郎、おいたちの仕事は、ただ色ば塗ることじゃなかとぞ。その家で暮らす家族の、雨風を凌ぐ壁ば作っとるとぞ!」                                   昔、職人としてバリバリ働いていた親父(二代目)から、口酸っぱく言われていた言葉です。

こんにちは! 副島塗装三代目の副島一郎です。                       じいちゃんが長崎の町でリヤカーを引き、ペンキ屋を始めてから97年。もうすぐ1世紀という長い間、私たち副島塗装は、長崎の家々と一緒に生きて来ました。

コラムの最終回となる今回は、少しだけ私の「職人としての想い」にお付き合いください。

「技能者」の誇りに、「技術者」の目線を

じいちゃんや親父の時代は、とにかく腕を磨いて、手作業で圧倒的な品質を作り上げる「技能者」としての誇りがすべてでした。長崎の複雑な地形にも負けず、黙々と壁に向かい合う背中は、今でも私の目標です。

ばってん、これからの時代、「ただ綺麗に塗る腕」があるだけじゃ、本当の意味で長崎の家は守れんとです。

家作りが複雑になり長崎の気候も昔より過酷になっている今、私たちには、建物をどうやって長期的に保存していくか、数十年先を見据えて計画を立てる「技術者」としての目線が必要不可欠になっています。 「技能者」としての泥臭い手仕事の品質と「技術者」としての建物を守る知恵。この二つを掛け合わせることこそが、三代目である私の使命だと思っています。                     

会社を大きくする気はありません

よく「副島さんのところは、もっと職人を増やして、営業所も出して手広くやらないの?」と聞かれることがあります。

正直に言います。私には、無理に会社を大きくして売上を伸ばそうという気は全くありません。売上を第一に考えてしまうと、どうしても「営業マンを雇う」「下請けに丸投げして現場の数をこなす」という、利益優先のやり方になってしまいます。それでは1軒1軒の家に、魂を込めた仕事は絶対にできません。それに自社の職人の技能をとても信頼しています。自社の職人に匹敵する技能を持つ下請けさんがいないということもあります。

私は、長崎という町で、目の前の家を10年、20年先までしっかり守り抜く。ただそれだけに集中したいんです。                                       営業の都合に振り回されず、お客様と職人が直接向き合う「職人直営店」のスタイルにこだわり続けるのは、それが一番嘘のない、本物の塗装が出来る唯一の道だからです。                                          

100年先も、長崎の町の壁を塗り続けるために

坂や階段が多い長崎は今、空き家が増え、人口が減ったりと、色々な課題があります。       でも、だからこそ、今ある家を長く大切に住み継いで行くことが、これからの時代にはもっと重要になって来ると信じています。

じいちゃんが塗った家を、十数年後に親父が塗り直し、そして今、孫の私が三度目の塗装に入らせていただく。こんな職人冥利に尽きることはありません。

「そろそろ、うちも塗替えかな……」                             もしそう思われたら、見積もりを取る前でも構いません。まずは私(一郎)を呼んでください。  ただ色を塗るだけではない、大切な我が家を長崎の厳しい自然から守り抜くための「本当の塗装の話」をしましょう。               

長崎の家は、長崎の職人が守る。                              これからも副島塗装を、どうぞよろしくお願いいたします!

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